UNIQUE関数完全ガイド!重複削除&ランキングを一瞬で自動化【2025年版】

SORT関数

UNIQUE関数で全て解決!
エクセルでデータ整理をするとき、こんなことで困ったことはありませんか?

✅名簿や売上データの重複を手動で削除するのが面倒!
✅「一意のデータだけリスト化したい」ときに、フィルターをかけるのが手間!
✅並び替えやランキングを作るたびに、COUNTIF関数RANK関数を組み合わせるのが大変!

そんなあなたに最強の時短テク!「UNIQUE関数」をご紹介します!

「え?重複を削除するならオートフィルターで十分では?」と思った方、ぜひ最後まで読んでみてください。UNIQUE関数を使えば、データが増えても“完全自動で重複なしリスト”が作れるんです!さらに、並び替えやランキング作成も簡単にできます。

今回は、UNIQUE関数の基本の使い方から「並び替え」「ランキング」「他の関数との組み合わせ」まで、実践的な使い方をたっぷり解説します。これを覚えれば、あなたの作業が劇的に効率化すること間違いなしです!

UNIQUE関数とは?

UNIQUE関数は、エクセルの新機能(Excel 365 / 2019以降) で追加された、「リストの重複を自動で削除する」 超便利な関数です。

これまでは、オートフィルター&手動削除 で重複を消していた人も多いはず。
でも UNIQUE関数なら、1つの数式を入れるだけで”常に最新の重複なしリスト”が完成します。

🛠 UNIQUE関数の基本構文

=UNIQUE(データ範囲, [列または行], [重複の処理])  ※[]は省略可

📝引数と説明

  • データ範囲: 重複を削除したいデータの範囲
  • [列または行](省略可):
    • 縦方向(デフォルト)
    • 横方向(TRUE)
  • [重複の処理](省略可):
    • 0 ➡️ 通常の重複削除 ※0は省略可
      すべてのデータから重複を削除し、最初に出現した値だけを残します。
      (例)A,B,A,C,Bというデータがあった場合
      【結果】A, B, C
    • 1 ➡️ 一意の値    ※完全にユニークなデータのみ抽出   
      データの中で一度しか現れないユニークな値だけを抽出します。
      (例)A,B,A,C,Bというデータがあった場合
      【結果】 Cのみ(AとBは重複しているため削除)

📌 【実践】重複データを自動で削除する

例えば、以下のような 営業リストのデータ があるとします👇

「この中から 重複を除いた営業リスト を作りたい!」とき、B2セルにこの数式を入れるだけ!

=UNIQUE(A2:B12) ※セルD2に入れます

🔽 UNIQUE関数を入れるのは1つのセルだけですが、重複が除去された結果データが、SPILL機能(※)によって、自動的に全ての結果が展開されます。

データが増えても、自動で更新!
手作業不要!ワンクリックで最新リストが作れる!

UNIQUE関数を使うことで、手動で重複を削除する手間が省け、リストが常に最新の状態に保たれます。

➡️※SPILL機能とは?
SPILL機能は、Excel 365やExcel 2021以降で登場した新機能で、1つのセルに入力した数式の結果を、自動的に複数のセルに展開できる機能です。これにより、例えばUNIQUE関数を使って重複を削除したリストを、1つのセルに入力するだけで、次々と下のセルに結果が展開されます。
この機能の最大の利点は、データが増えても、手動でセルを追加したりコピーしたりする必要がなく、結果が常に自動的に更新されることです。SPILL機能が働くことで、複数のセルへの自動入力が実現され、非常に効率的にデータを整理することができます。

UNIQUE関数【応用編

📌 【応用①】UNIQUE関数 × SORTで「自動並び替え」

次に、先ほどのデータを「社員コード順に重複なしリストを作りたい」ときには、SORT 関数と組み合わせると更に便利です✨

=SORT(UNIQUE(A2:A100)) ※セルE2に入れます

🚀これを使えば、名簿作成や顧客リスト管理が一瞬で整理できて大幅な時間短縮になります!

📌 【応用②】UNIQUE関数 と色々な関数を組み合わせて作る「顧客データ集計」

UNIQUE関数と様々な関数を組み合わせると「膨大な売上データ」から、顧客リスト、売上合計、購入回数、ランキングなど、必要なデータが一瞬で集計できます。
ここでは、COUNTIF関数、 RANK.EQ関数、 SUMIF関数との組み合わせを見ていきましょう。

📝 データ例

【数式①】UNIQUE関数を使った「顧客リスト」を作成

=UNIQUE(A2:A6) ※セルD2に入れます

これで、ユニーク(唯一)な顧客リストを作成することができます。(D3~D6は関数をいれなくても自動で出てきます)

【数式②】SUMIF関数を使って「売上合計」を計算

=SUMIF(A$2:A$20, D2, B$2:B$20) ※セルE2に入れます

これで、顧客ごとの売上合計を求めることができます。

※実際のデータでは、数式をE2~E20で入れているため、IF関数を使って「D列に顧客名があればE列の合計金額を出す」という数式を使っています。

=IF(D2<>"",SUMIF(A$2:A$20, D2, B$2:B$20),"")

【数式③】COUNTIF関数で購入回数をカウント

=COUNTIF(A$2:A$20, D2) ※セルF2に入れます

これで、顧客ごとの購入回数を求めることができます。

※実際のデータでは、数式をF2~F20で入れているため、IF関数を使って「D列に顧客名があればF列の購入回数を出す」という数式を使っています。

=IF(D2<>"",COUNTIF(A$2:A$20, D2),"")

【数式④】RANK関数で「ランキング」算出!

=RANK.EQ(F2, F$2:F$20)  ※セルG2に入れます

これで、購入回数が自動的に計算されます。
もし売上ランキングを出したい場合は、下記のようにすればOKです。

=RANK.EQ(E2, E$2:E$20)

※実際のデータでは、数式をG2~G20で入れているため、IFERROR関数を使って「エラーになる場合は空白にする」という数式を使っています。

=IFERROR(RANK.EQ(F2, F$2:F$20),"")

💡 この方法を使うと、売上ランキングが自動で更新されるため、手作業での計算が不要に!
→上記の場合、計算式が20行目まで入っていますが元データが増える場合はデータと同じ行数目まで関数が入っていた方が安心です!

🔍 まとめ

UNIQUE関数を使えば、重複を一瞬で削除!
SORTと組み合わせれば、並び替えも自動!
SUMIFやCOUNTIF、RANKなどと組み合わせれば、ランキング作成も爆速!

これらのテクニックを使いこなすことで、Excelでの作業が飛躍的に効率化され、時間を節約できます。手動でのフィルターや重複削除は、今すぐUNIQUE関数で自動化しましょう!

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