【タイパ神級!】ROUND関数でExcel四捨五入を秒速攻略

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Excelでデータ処理を行う際、「四捨五入」を使いたい場面はよくありますよね。たとえば、売上データを1円単位から100円単位に調整したり、小数点以下を切り捨てて見やすい数値にしたり…。そんなときに大活躍するのが、Excelの「ROUND関数」です。この記事では、ROUND関数とその仲間たち(ROUNDUPROUNDDOWN)の基本から応用まで、初心者にもわかりやすく解説します!

ROUND関数とは?

ROUND関数は、指定した数値を四捨五入して、希望する桁数まで調整できる便利なExcel関数です。これを使えば、不要な桁数を削ってデータをシンプルにまとめたり、統一感のある表を作成したりできます。

ROUND関数の基本構文

以下がROUND関数の基本構文です:

 =ROUND(四捨五入したい数値 or セル, 桁数)
  • 数値:四捨五入したい数値やセルを指定します。
  • 桁数:四捨五入後の桁数を指定します。
    • 正の数:小数点以下の桁数を指定します(例:2なら小数点以下2桁)
    • 0(ゼロ):整数単位で四捨五入します
    • 負の数:小数点の左側で四捨五入します(例:-1なら10の位)

■使用例

小数点以下2桁まで四捨五入

=ROUND(A2, 2)

→ 結果:123.46

整数単位で四捨五入

=ROUND(A3, 0)

→ 結果:123

10の位で四捨五入

=ROUND(A4, -1) 

→ 結果:120

ROUNDUP関数とROUNDDOWN関数の違い

四捨五入に加え、「切り上げ」や「切り捨て」をしたい場合は、以下の関数を使います。

ROUNDUP関数(切り上げ)

ROUNDUP関数は、指定した桁数で常に「切り上げ」を行います。

基本構文

=ROUNDUP(切り上げたい数値 or セル, 桁数)

■使用例

小数点以下1桁を切り上げ

=ROUNDUP(”A2”, 1) 

→ 結果:123.5

整数単位で切り上げ

=ROUNDUP(”A3”, 0)

→ 結果:124

100の位で切り上げ

=ROUNDUP(”A4”, -2) 

→ 結果:200

ROUNDDOWN関数(切り捨て)

ROUNDDOWN関数は、指定した桁数で常に「切り捨て」を行います。

基本構文

=ROUNDDOWN(切り捨てしたい数値 or セル, 桁数)

■使用例

小数点以下1桁を切り捨て

=ROUNDDOWN(”A2”, 1) 

→ 結果:123.4

▼整数単位で切り捨て

=ROUNDDOWN(”A3”, 0) 

→ 結果:123

10の位で切り捨て

=ROUNDDOWN(”A4”, -1) 

→ 結果:120

応用編:データ処理に役立つ活用例

1. 売上データを見やすくする

売上データを100円単位で処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)したい場合、ROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数を使用すれば簡単です。

<数式例> 例)セルE2の35,900円を算出する場合

=ROUND(D2, -2)

2. 数学計算の結果を整える

関数を使った計算結果が細かい小数点を含む場合、小数点以下2桁に統一することで表全体の見た目を整えられます。

<数式例> 例)セルE2の35,900円を算出する場合

=ROUND(A1/B1, 2)

3. 分析結果を報告用に加工する

例えば、売上伸び率や成績データの平均値を報告する際、小数点以下1桁まで表示するだけで、資料がより簡潔でわかりやすくなります。

ROUND関数の注意点

  1. 必要以上に丸めない
    過剰に四捨五入すると、データ分析や集計で誤差が生じる可能性があります。例えば、すべてのデータを整数化すると、合計値が実際よりも大きく(または小さく)なります。
  2. 元データの保存
    丸めた結果を新しいセルに記録し、元データをそのまま残しておくのが安全です。これにより、あとから誤差が発生した場合でも原因を追跡できます。

他の関連関数も活用しよう

ROUND関数を学んだら、以下の関連関数も試してみてください:

TRUNC関数:小数点以下を切り捨てるだけで四捨五入はしない関数です。

=TRUNC(B2, 0) 

→ 結果:123.4

CEILING関数:指定した倍数に切り上げます。

=CEILING(B3, 10) 

→ 結果:130

FLOOR関数:指定した倍数に切り捨てます。

=FLOOR(B4, 10) 

→ 結果:120

まとめ

ROUND関数をはじめとする四捨五入関連のExcel関数は、データを整理・加工する上で欠かせないツールです。

基本のポイント

  • ROUND関数で四捨五入
  • ROUNDUP関数で切り上げ
  • ROUNDDOWN関数で切り捨て

応用ポイント

  • 売上データや計算結果の加工に活用
  • 必要以上に丸めず、誤差に注意

これらのROUND関数や関連する切り上げ・切り捨ての関数を活用すれば、Excelでのデータ処理四捨五入の計算が効率的に行えます。
日常業務の時間短縮だけでなく、正確で見やすい表作成にも役立つため、ぜひマスターしてみてください!これを機に、Excelスキルをさらに向上させ、データ分析の効率を劇的にアップさせましょう!

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